skyrを知っていますか?
見た目はほとんどヨーグルトのようですが、ねっとり濃厚でクリーミー!
美味しいのはもちろんのこと、実はとってもヘルシーな食べ物なんです。
その美味しさやヘルシーさから、世界中でブームになりつつあります。
skyrって何?
skyr(スキール)は、1,000年以上の歴史もあるアイスランドの伝統的な乳製品です。
たんぱく質がとても豊富なうえに、色々なビタミンやミネラルも含まれているので、栄養価の高い食べ物として認識されています。
見た目だけでなく、味もヨーグルトに少し似ていますが、通常のヨーグルトより濃厚でリッチ、かつ、ほのかな酸味もあり後味はスッキリしていて、どっちかと言えばギリシャヨーグルトに近いかもしれません。
ヨーグルトがあまり得意でない人でも、食べやすいと言われています。
朝食として食べたり、ヘルシーなデザートやおやつとして食べられることが多く、フルーツや蜂蜜、スパイスなどで味付けすることもできます。
また、料理やパン作りの原料としても使われます。近年、他の乳製品に比べてヘルシーな代替品として注目されています。
ヨーグルトと何が違うの?
skyrとヨーグルトは、両方とも乳酸菌を使って牛乳を発酵させる乳製品ですが、両者にはいくつかの違いがあります。
- 原料
- 栄養成分
- 食感
- 発酵プロセス
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | |
skyr | 61Kcal | 11g | 0.2g | 3.7g |
プレーンヨーグルト | 56Kcal | 3.6g | 3g | 4.9g |
skyrは、脂肪分を取り除かれたスキムミルクで作られるため、低脂肪でプロテインの含有量が高く、一般的に普通のヨーグルトよりもより濃厚でクリーミーなテクスチャーを持っています。
温めたスキムミルクにskyr菌とレンネットを入れて凝固させた後、ホエイを取り除きます。
およそ4カップ分のミルクが1カップ分のskyrになると言われており、それだけ濃厚で高たんぱく質なわけです。
この作り方がヨーグルトとは異なり、厳密にはskyrはチーズ類に分類されます。
また、Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus(ラクトバチルス デルブリッキィ 亜種 ブルガリクス)とStreptococcus thermophilus(ストレプトコッカス サーモフィルス)という特定の種類の菌で発酵されるため、わずかに酸味があり、スッキリした味わいがあります。
一方、ヨーグルトは全乳で作られ、Lactobacillus bulgaricus(ラクトバチルス ブルガリクス)やLactobacillus acidophilus(ラクトバチルス アシドフィルス)など、さまざまな種類の菌を使用して発酵することができます。
ヨーグルトはskyrに比べ、やや甘味があり、粘度の低いテクスチャーを持っています。
全体的に、skyrとヨーグルトは多くの点で似ていますが、原料や製造プロセスの違いがあるため、両者には明確な違いがあります。
skyrとヨーグルトは、ともに栄養価が高く、どちらも朝食やおやつにぴったりです。
ただし、skyrはより特徴的な味わいとテクスチャーを持ち、一般的に通常のヨーグルトよりも低脂肪、高たんぱく質なので、他の乳製品に比べてヘルシーな代替品とされることがよくあります。
日本では、まだメジャーとは言えないskyrですが、とってもヘルシーで美味しいので、見つけたらぜひ試してみて下さい。
健康的なダイエットを助けてくれるかも
健康的にダイエットをするにはたんぱく質は欠かせません。
筋肉のもととなるたんぱく質をしっかり摂ることによって、基礎代謝量をあげ、脂肪燃焼しやすい体にします。
また、たんぱく質を摂ると、コレシストキニンというホルモンが分泌され、食欲抑制の働きをしてくれます。
低脂肪、高たんぱく質、クリーミーで腹持ちがいいskyrはダイエットにぴったりな食べ物と言えるのではないでしょうか。
さらに、skyrを作るには通常のヨーグルトより4倍もの牛乳が必要とされるため、つまり通常の牛乳の4倍もの栄養を摂れるということになります。
ダイエット中は栄養が不足し、偏りがちになりますが、栄養が豊富なskyrはダイエットの味方になってくれるはずです。