テフとは?
エチオピア原産のイネ科の古代穀物。けしの実ほどの大きさで世界最小の全粒穀物。小さいために現地では伝統的に栽培されていて、インジェラ(テフの粉で作った生地を数日間発酵させ、薄く焼いた酸味のあるクレープのような食べ物)の原料など主食穀物として消費されている。
その小さい姿とは裏腹に、栄養価がとても高い。そしてグルテンフリーで低GI。
そのため、先進国を中心としたベジタリアンやヴィーガン、健康志向の人々から注目を集め、一時はエチオピア政府がその需要から国民食を守るため、輸出禁止にしたほど。現在は他の国でも栽培が始まっており、アメリカ産やオーストラリア産、ヨーロッパ産などが多い。今のところオーガニックのものを見つけるのはまだ難しい。